オーストラリアのオススメスポット

近代都市と自然が調和する国オーストラリア

オーストラリア南半球に位置する大陸で、その国土は、日本の約21倍、世界で6番目に広い国で、世界で最も大きな島であると同時に、最も小さな大陸でもあります。
2000年にはシドニーでオリンピックも開催されました。ここでよく間違われているのは、首都がシドニーと勘違いしていることです。確かにシドニーはオーストラリアで1番人口が多く活気に溢れている最大の都市ですが、首都はキャンベラという都市で、この都市が政治の中心であり、オーストラリア連邦議会や連邦最高裁判所などの重要な国家機関も置かれています。

オーストラリアはもともと英国系を中心とする欧米系移民により開拓された若い国です。それによって、社会は実に多様な文化的、人種的、言語的、宗教的背景を持つ人々で成り立っています。

上記にもある通りにシドニーは、オーストラリア最大の都市です。港湾都市であり、オペラハウス、ハーバーブリッジが世界的に有名で、オーストラリアの金融と経済の中心です。第二の都市はメルボルンで、ゴールド・ラッシュに沸いた1850年代には、世界でも有数の大都市、また裕福な都市として名を馳せました。現在では美しい花々と緑溢れる公園が数多くあり、またオーストラリアの映画、テレビ番組、アート、ダンス、音楽の発祥の地でもあり、「オーストラリアの文化の都」とも呼ばれています。スポーツに対する熱狂ぶりも有名で「全豪オープンテニス」「F1グランプリ」「メルボルンカップ」などが開催されます。

オーストラリアには世界に類を見ない壮大な自然景観があり、約2000 kmに及ぶ世界最大の珊瑚礁帯のグレート・バリア・リーフ国立海洋公園と、世界遺産に指定されたウルル・カタジュタ(エアーズロック・オルガ岩郡)国立公園などが有名です。また、オーストラリア固有種のカンガルー、コアラ、カモノハシ、エミューなどのユニークな動物たちが生息することでも知られます。

このようにオーストラリアは近代都市と壮大な自然景観とが調和して共存し、非常に住みやすい国です。アジアに最も近い西洋の国というだけではなく清潔で安全な国なので、ぜひオーストラリアに行ってみてはいかがでしょうか?

オーストラリアの歴史を辿ってみよう

オーストラリアを観光するなら、ぜひシドニーに訪れてみて欲しいと思います。なぜなら、シドニーはオーストラリア一の大都市であると同時に、オーストラリアの歴史が詰まっている場所だからです。

オーストラリアの歴史は、18世紀末葉にイギリス人探検家ジェームズ・クックが、ボタニー湾に上陸したことから始まります。当時、イギリスでは罪人の流刑地を探していたこともあり、クック一行はオーストラリアを発見するや否や、ここを植民地にしようと本国に伝えました。そして、アーサー・フィリップ率いる艦隊が到着すると、本格的に植民地化が進められたのです。シドニーはそうして生まれた第一の植民地でした。

やがて、シドニーだけではなく、オーストラリア全土がイギリスの植民地となると、各植民地に自治権も与えられるようになり、経済的にも安定するようになりました。そして18世紀になると、オーストラリアは大きな転換期を迎えます。シドニー西方にあるバサーストという土地で、金が取れることが分かったのです。これにより、オーストラリアへの移民が爆発的に増え、経済的にも大きく発展していくことになります。この一連の出来ごとは、後にゴールドラッシュと呼ばれるようになります。

ゴールドラッシュはオーストラリア全土に大きな混乱をもたらしましたが、同時に、オーストラリア建国へのきっかけとなりました。そして、ゴールドラッシュによる混乱が収まると、1901年にイギリスの承認を経て、晴れてオーストラリアは国として認められることになります。その後のオーストラリアは私たちが知っているとおりです。

オーストラリアの歴史を見てみると、シドニーがいつもその中心にあったことが分かります。シドニーに街を見渡してみると、いまでも、そうした植民地時代の遺産を見つけることができます。清濁含めて、オーストラリアを楽しみたいのであれば、そうしたオーストラリアの歴史スポット巡りをしてみるのもいいのではないでしょうか。